この格言は、戦後の株式市場に大天井や大底に対処する際に嫌というほど物をいい、
あるいは活用して非常に役立った。
貴重な格言
株がまだまだ高くなるとみんなが思ったときは、
振り返ってみればもうそろそろ天井という時だった、
つまり、一つの山場だったということがよくあります。
極端な場合には、それが大天井だったということもあります。
逆に、みんながそろそろ天井だと思ったときは、
まだまだ高くなったりします。
もうはまだなり、まだはもうなりという格言は、
このように相場の天底近くにおいて注意すべきことを教えてくれます。
私にとってもこの格言は、
戦後の株式市場の大天井や大底という段階に対処する際に嫌というほどものをいい、
あるいは活用して非常に役立った経験があります。
ただし、全国の投資家の方々に対して、
株がまだまだ高くなると考えているのか、尋ねる機会というのはなかなかありません。
それが分かれば先行きを読むのは難しくありませんが、
そういうことを聞くのは困難です。
業界の雑誌や新聞などから類推方法もありますが、
私は出来高で判断するのが一番よいと思います。
大天井は出来高で判断
みんながもうそろそろ天井だと思って売りを考えているときに、
大出来高になることはありません。
逆に、まだまだ高いと考える人が多く、株を買い付けるから
大出来高になるわけです。
だから、大天井を示す現象として一番に注目しなければならないのは出来高です。
また、私どもに対して、大天井が来たら教えてくれと、
こういうふうにおっしゃる方がいます。
このようにおっしゃっている間はまだ天井が来ません。
私どもがもうそろそろだと思って売却を訴え、
皆さんが賛同なさるときも、
まだまだ高いとみてよいと思います。
一番確かなことは、私どもがもうそろそろ天井ではないかと訴えた場合でも、
みなさんがまだまだ高くなると感じ、
大天井が来たら教えてくれとおっしゃっていた方ほど
私どものお願いに耳を貸さずにまだお買いになる、
そのようなところが大天井になる傾向があります。
これは大底をつける段階でも同じです。