私たちが多分話す言葉を聞けば、それだけで主体性の度合いが分かる。
反応的(被害者意識を持ち、感情的)な人の言葉は自らの責任を否定するものである。
「僕はそういう人間なんだよ。生まれたときからずっとそうだし、変えれない」(自分は生まれたときからずっとそうだし、変えられない)(自分は生まれたときに決定づけられている。だからそういう問題については、自分ではにもできない)
「できないよ。時間がないんだ」(時間という制限が、自分をコントールしている)
「妻がもっと忍耐強かったら、家族はうまくいのに」(ほかの人の行動が、自分の生活や幸福を制限している)
「やらなくてはならない」(状況やほかの人によって、自分の行動が強要されている。自分の行動を選択する自由がない)
反応的な言葉は、自分にはすでにこういう具合に決定づけれているのだというパラダイム(考え方、見方)から発せられるものだ。その背景にある精神は責任を天嫁することである。責任は自分にはない。
自分の反応は選ぶことができないといういものである。