松下幸之助「一日一話」11月5日

大器晩成ということ

よく世間では、

あの人は大器晩成型などと言いますが、

その場合はどちらかといえば、

あまり褒めたようには使わないことが多いようです。

つまり、今はまあまあだけけれども、

そのうちなんとか一人前になるだろう、

といった調子です。

しかし私は、この大器晩成というのは、

もっと大事な意味を持っているのではないかと思うのです。

真の大器晩成型というのは、

人生は終生勉強であるという考えを持って、

ウサギとカメの昔話のように、

一歩一歩急がず慌てず日々精進し、

進歩向上していく姿ではないかと思います。

そういう姿を目指すことが

お互いに大切だと思うのです。

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