老子名言 10月24日

あくせくと働く者は

自らを死地に赴くことになる。

わざわざ生地を出て、死地に赴く者がある。

この世間で、生き生きと生きている者は、全体の三割であり、

生きているのに死んでいる者が、全体の三割である。

生き生きしていたいというのに、動き回って、

わざわざ自らを死地に赴く者が、また全体の三割いる。

それはなぜか。

彼らがあくせくしているのからである。

聞くろころによると、

生きることの何たるかをよく得ている者は、

兵凌を進むのに犀や虎を避けない。

軍隊に入っても鎧や武器を帯びない。

犀はその角で突く所がなく、

武器はその刀を突き通す所がない。

それはなぜか。

彼らに死を招く弱点がないからである。

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