松下幸之助「一日一話」11月3日

日本人としての自覚と誇り

”国破れて山河あり”という言葉があります。

たとえ国が滅んでも自然の山河は変わらないという意味ですが、

山河はまた、

われわれのこころの心のふるさととも言えましょう。

歴史に幾変転はあっても、

人のふるさとを思う心には変わりはありません。

この国には先祖が培ってきた伝統の精神、

国民精神もまた変わることなく、

お互い人間の基本的な心構えであると言えます。

われわれは日本という尊いこころのふるさとを持っています。

これを自覚し誇りとして活動する、

そこにはじめて、

お互いに納得のいく動きが起こるのではないでしょうか。

日本人としての自覚や誇りのないところには、

日本の政治や経済もないと思うのです。

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