中村天風「一日一話」10月30日

真我は不滅である

真我に内在する力はどんなものであるか。

それは、絶対不可犯のものである。

これに対し、肉体の有する力は

相対的なものであり、

火や水や大気などには適することが出来ない。

しかしながら、真我は、

全生命の本源的中枢で形象を有しない

無形の一実在である。

故に、火にも水にも一切のなにものにも決して

犯されない絶対不可犯のもである。

絶対的のものにはまた、

絶対的の力のあるのは当然のことである。

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