松下幸之助「一日一話」10月26日

良品を世に送る努力

どんなに良い製品を作っても

それを世の人々に知ってもらわなければ意味がありません。

つくった良品をより早く社会にお知らせし、

人々の生活に役立ててもらおうという意味で、

宣伝広告というものは、

欠くベかざるものと言えるでしょう。

しかし、その一方で、

そういった宣伝がなくても、

良い評判を受け、大いに信用をかち得ている製品があります。

これは、良品は自ら声を放たず、

これを求めた人々によって広く社会に使えられたということにほかなりません

そういう宣伝に頼る必要のない、ほんとうにすぐれた品質の製品を生み出し、

世に送る努力を常にわすれてはならいと思うのです。

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