商品が長期間持ちこたえるかを考えることは、その銘柄を売るべきかを考えるより実りが大きい。
バフェットは、永続的で圧倒的なブランド力持つ企業の代表にコカ・コーラを
あげている。
同社を正解的なブランドに育てたのはロバート・ウッドラフだ。
父親が1919年に、借金だらけで知名度もない同社を買収したのだ。
ウッドラフは幹線道路に広告看板を出しまくり、商標を印刷した紙を
ナプキンをばらまいて認知度を高めた。
さらに第2次世界大戦中はコストを度外視して多くの戦地に工場を建設、
兵士がどこでも5セントでコークを買えるようにした。
やがて「物語」が次々に生まれた。
ある兵士が一命を取りとめてまず飲みたがってたのはコークだった。
後に米港大統領になる最高司令アイゼンハワーは、
欲しいものをと聞かれると「コークを持ってきてくれ」と答えるのが常だったという。
こうした物語がブランドを確立したのだ。
バフェットは、コカ・コーラの長期間収益性をとても高く評価している。
同社が株式を公開した19年に初値40ドルで買った人が、
価格変動を無視して持ち続け、配当も再投資していれば、
82年には180万ドルになったと指摘し、こう言っている。
「大事なのは商品そのものが長期間持ちこたえられるかどうかを考えることです。
その銘柄を買うべきか売るべきかを延々と考えるよりも、
そちらのほうがはるかに実りが大きいとは思いませんか」