ウォーレンバフェット教訓　　１１９

ひよっこに昔ながらのこつを教えるのは難しい

「年齢とともに磨かれるビジネスの眼識を、自分よりも若い経営者たちに教えるのは不可能である」。

こうした結論にウォーレンは達している。酸いも甘いも噛分けた古狸にとって、どうやったら金が稼げ

るかということは自明の理。じっさい、ウォーレンの周りはベテランぞろいで、ウォーレン自身は７０

代、パートナーのチャリー・マンガ―は、８０代、＜ネブラスカ・ファニチャー・マート＞パートナーの

ミセス・プラムキンは百歳を超え、株式会社の＜バークシャー・ハサウエイ＞の重役にも７０代が多い。

ウォーレンは＜バークシャー＞に定年を設けていない。彼の言葉を借りるなら、６５歳はまだまだ駆け出し

なのだ。昔ながら方法で金を稼ぐ場合、年齢と経験は、若さと熱意よりもはるかに強力な武器となるのである。