われわれは決して後ろを振り向かない。われわれの頭に思い浮かべるのは、多くのものが待ち受けている未来だえである。あおしておけばよかったとよくよく考えても、過去を変えられるわけではない。あなたは前を向いて生きるしかないのだ。
人生でもビジネスでも投資でも、ウォーレンは後悔というものをあまりしてこなかった。投資の世界では、買い損ねた株が急騰するなど、絶好の投資機会を逃すことは日常茶飯事である。たとえば、処分した株の値段がその後右肩あがりで上昇していけば、数カ月間あなたは自分を責め続けるだろう。逆に、処分し損ねた株の下落が止まらなければ、数年間あなたは自分と他人を責め続けるだろう。