自信ある自己流は確信なき正統派に勝る
アメリカの名ゴルファー、アーノルド・パーマーの言葉と言われている。
相場には決断力を行動力、そして忍耐力が必要である。
熟慮を重ねて決断したら、思い切って買う実行力、行動力が必要である。
その後、相場は必ずしも最初に予想した通り順調に推移するとは限らない。
景気(企業業績)の回復が予想以上に遅れたり、
なかなか人気化しなかったり・・・・。
そんな時には、景気回復をじっと待ち続ける忍耐力も必要だ。
しかし、自分の判断に自信が持てないと、
いつまでもなかなかできないものだ。
相場に過信は禁物だが、ある程度の自信がなければ、
売り買いの決断ができないし、買ったあと、株価が多少、予想に反する動きをすると、
不安になってじっと待ち続けることができなくなる。
いくら最新鋭のコンピュータを駆使し、あらゆる情報、豊富な知識・テクニックを最大限生に活用して、
相場見通しを打ち出し、有望株を選び出しても、
運用者がそれに確信が持てず、自信のないまま、株式投資を行っていては成功する確率が低い。
逆に、自己流で相場見通しを考え、有望株を選んでも、自信があれば、売り買いも思い切ってできるし、
多少の見通しが外れても、チャンスが到来するまではじっと待ち続けることもできる。
相場で成功するためには、待つ(買い場を待つ、売り場を待つ)ということが非常に大切なポイントだが、
自信がなければ、なかなか待つことができない。
自己流というのは、あまり感心できるやり方ではないが、
それでも、自信ある自己流は確信のない正統派よりはましだ、というわけである。