群集は常に損をする。なぜなら、群集はいつも間違っているからである。彼らはノーマルな動きしかしないためにいつも間違うのである。
アメリカのファンドマネージャー、フレッド・C・ケリーの言葉。
株式市場ではみんな同じことばかりしていては儲からない。
たまに儲かることはあるが、長期的にならしてみると、
損をしているケースの方が多い。
というのも、相場が底の時には、
みんながみんな弱気になっているため買えず、天井近くなると、
みんながみんな強気になっているため、高値で買ったあげく、暴落に出合って大損するからだ。
群集は今の景気や企業業績を見て、強気になったり弱気になったりするが、株価は半年後、一年後のそれを見て動くため、群集は間違うことが多いのだ。
株式市場で大儲けするのはごく限られた少数派で、大多数の人は大損するか、
少し損をするか、収支トントンか、多少儲けるかのどれかである。