ウォーレンバフェット教訓  63

五〇から七五の銘柄管理は、私の手に余る。ノアの方舟式の投資をすれば、結局動物園みたいなありさまになるだけだ。わたは数銘柄を大量に持つのがいい。

五〇銘柄に分散投資を行い、各事業経済性に目を配り続けるとしたら、

一銘柄当たりに割ける意識と能力は著しく限定される。

たとえるなら、

すべての動物が充分な飼育を受けられない動物園だ。

もうひとつたとえるなら、多すぎてボールでお手玉を始めてしまった大道芸人だ。

一つのボール落とすだけでは済まず―結局は、全部のボールを落とすはめになるだろう。

ウォーレンは一つの銘柄に大量の資金を投入する。

なぜなら、絶好の投資のチャンスは、絶対に数が少なく頻度も低いからだ。

ウォーレンの言うとおり、

金持ちになるに正しい意思決定を数回行うだけで充分である。

一年に一回以上素晴らしい投資先がひらめくようなら、

自分の思い違いを疑った方が良いだろう。

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