人は経験から学ぼうとするが、他人の経験から学べるならそれに越したことはない
経験は最良の教師である。しかし、自分自身の失敗から教訓を学ぼうとすると、あまりにも代償が高くつき
すぎる危険性がある。この危険を避けるべく、ウォーレンは教育費節約の一環として、ビジネスと投資にまつわる
他人の失敗を研究分析してきた。他人がどこで、どんな間違いをしたかを学ぶのは、自分でそこへ行かないよう
にするてめである。これは、成功談だけを学ぶほとんどのビジネススクールとは真逆の戦略と言える。
ビジネス投資の世界では、高級住宅街にたどり着く人よりも、貧民街に行きつく人の方がはるかに多い。だからこそ
何をすべきかだけではなく、何をすべきではないかも学ぶ必要があるのだ。