株式市場のコンセンサスにいそういそと参加するなら、とても高い代金を支払わなければならない
ある銘柄があらゆる投資家から次の〈マイクロソフト〉として認められている場合、この株には法外な値段が
つけられることになる。購買時が高ければ高いほど、株価上昇の余地は小さくなり、株価下落の余地は広がる。
あなたが投資すべきなのは、誰にも見向きもされず、大手投資ファンドからも相手にされず、長期的経済価値と
比較して割安に売られている株だ。「上昇したものの多くは下落するだろう、そして、下落したものの多くは再上昇するだろう」これは、ウォーレンの恩師ベンジャミン・グレアムの標語である。後段の”再上昇”の部分を、私たちは
は何とか生かしたいと思う。下落を待つばかりの株を天井付近の高値で買うという事態は、望ましくない。望ましい
のは、上昇を待つばかりの株を安値で買う、という事態である。