相場が変われば作戦を変えよ
相場にも季節的な変化
相場というのは色や形や匂いではわからない性質を持っていますが、
やはり天気や気候と同じように、ある程度の季節的な変化をしめします。
なつになればそれなりに暑く、秋になれば涼しくなると言うように、
夏が来た、秋が来たと暦を見なくても、
気温や気候あるいは風景などによって変化が分かるものです。
日経平均株価の水準についての見方、考え方は大きく変わらなくても、
相場の中身にはかなりの変化があります。
相場に変化が起こった場合には、当然それに順応した作戦が必要です。
銘柄の選択や売り買いに対する態度、取り組み方というものもやはり
変わらなければおかしいと言えます。
値嵩株中心、優良株中心の相場ということになれば、
その関連のものを先回りして買うとか、そういう関連のものの押し目を買うことです。
優良株相場時代であれば、それを主役にして選択することが大切です。
変化を上手く捉える
同時にその相場の担い手や主役あるいは仕手関係というものを考えます。
外国人投資家主導の優良株相場になれば、その種類の銘柄を中心に買っていけば
成功するということは、過去の上昇期間中の実績からもご存知の通りだと思います。
常に相場の潮の変わり目をうまく捕まえて、
先回りして次の動きのものに乗り換えるということを意識しておくことが大切です。
昨今は外国人投資家の売りによって優良株の人気が離散する一方で、
材料株や仕手株が人気となっている状況です。
このような相場がいつまで続くかということを充分に検討して、
どこで退却に移るかを考えます。
日柄や信用期日、諸環境を考慮して、現在は沈滞している
優良株の人気が回復する時期を考えます。
そしてもし外国人投資家にまた買ってくる兆しが出てきたならば、
これは当然大きな変化が起こると考えて作戦を変えます。
そうしないとやはり失敗します。
いずれにしても相場の変化をうまく捉えて行動する
ということが株の世界では大切です。