歴史仏閣。宝の山が沢山眠っています。 阿弥陀如来が彫られた板碑は、現存する図像の中で町田市中最古の寺宝 。開山は45代聖武天皇の御代(724-749)、僧・行基によるとされる。幾多の戦火にあうも法燈は途切れることなく、天正年中には境内観音堂(現奥の院)に御朱印十二石を賜り栄えた。
当寺は高僧が居住し、師弟の養成をしていた修行道場でもあった。現在の本堂は昭和47年4月に落慶したもので、持仏のほとんどは本堂に安置されている。
本尊は千手観世音菩薩で12年ごとの卯年4月の1カ月間ご開帳が行われる。堂内には天保5年に四国より流れ着いた等身大の弘法大師が祀られており、他に永仁3年作の阿弥陀如来が彫られた板碑は、現存する図像の中で町田市中最古で、寺宝の一つに数えられている。
インド及びタイ王宮寺院より請来の釈迦如来像も保有し、奥の院には十一面観世音菩薩と文殊菩薩が祀られている。本堂の西側には関東八十八ヵ所巡拝記念に建立された修行大師像がある。