バフェットは人生において、どんなに人間とつき合うかがとても大切だと考えている。
好きになれない人間と働くのは、
金目当てに結婚するようなものだ。
経済的に苦しくとも、そんな選択をするべきではない。
財産があるのにそんな選択をする人は大バカ者だと言っている。
使われるた立場なら尊敬できる企業、
尊敬できる人のいる職場で働くべきだし、人を選ぶ立場なら、
結婚相手を探すくらいの真剣さで選ぶ必要があると話している。
ある時は知人のコンサルタントに、こんなアドバイスをした。
「扱いにくい人間と取引すべきではない。
そんなことをしなくてもやっていける立場にあるのだから。
世の中には、取引相手になってくれる人はいくらでもいる。
自分のコンサルティングサービスの価値を認めない人たちのために、
貴重な時間を無駄にする必要はない」
バフェットは時間のむだを嫌う。
「イエス」の判断は数分間で下すし、「ノー」と思ったらなら相手が話している
最中でもはきっりと言って席を立つ。
そんなバフェットにとって、自分の価値を認めてくれない人とや働くなど、
ムダの最たるものだった。
「邪悪な人間と組んでうまくいったためしはない」
と考えるバフェットは、投資先を選ぶように、付き合う人たちも慎重に選ぶことで
人生を価値あるものとしてきた。