バフェットはも売れるな読書家として知られている。
それも「10歳の時にはすでに、オマハ図書館によくある
『金融』という言葉がタイトルに入っている本はすべて、
2回目ずつ読みました」というほどすさまじい読み方だ。
ジャンルも広い。
競馬場で無許可の予想紙を発行していた頃は、
下院議員をしていた父はハワードから議会図書館の
勝ち馬予想に関する本を何百冊も借りてもらい、
読んでいる。
さらに数ヵ月分の古い予想紙にも繰り返し目を通し、
予想力を養っている。
読書は習慣化し、
大学や大学院でも株式や投資に関する本を次々と読破した。
「少年がプレイボーイ誌を熱心に読むように、
私は上場企業の財務諸表を熱心に読んでいます」
と言っている。
また、コロンビア大学時代に
デービット・ドットの講義を受けているが、
ドットの著書『証券分析』の内容を、
バフェットは著書のドット以上に熟知していたという。
バフェットは「投資家として大成功するためには、
何をするべきですか?」という
質問にはいつも、こう答えている。
「手当たり次第、読むことです」
インターネットに玉石混淆の情報が大量に流れようと、
ウォール街で裏事情がささやかれようと、
バフェットには関係ない。
毎日、何時間も読んだり、考えたりするだけで成功することができるのだから。