人は経験学んで成長していくが、
バフェットは経験の中でも成功よりも失敗の
ほうに価値があると考えている。
「事業の成功例よりも、
失敗例がほうが得るところが大きいのではないかと
感じることがよくあります。
ビジネススクールでは成功例を教えることになっているそうですが、
私のパートナーであるチャーリー・マンガーは自分が知りたいのは
いつどこまでも死ぬかだけだと申したております。
そうれすれば、 後はそこを避けて通るのだそうです」
実際、バフェットは失敗を学ぶことで成功を手繰り寄せて来た。
たとえば子供時代、競馬場で予想紙を売っていた頃、
バフェットは自分でも競馬をやっていた。
やがて競馬の原則を発見した。
①1レースだけで帰る者はいない
②損するレースに賭けてなくてもいい
ところがある日、
一人で競馬に言ったバフェットは
1レースを外したにもかかわらず帰らなかった。
損を取り返そうと賭け続け、
その頃のビジネスだった新聞配達1週間分の報酬にあたる
175ドルの損を出してしまった。
バフェットは自分が発見した原則を自分で守れなかったことを
胸がむかむかするほど悔い、深く反省した。
そして、1度この失敗を以降は生涯、
原則に忠実に生きるようになったのだ。
それが成功要因の一つになっている。