バフェットの持つ世界有数の資産はすべて自力で築き上げたものだ。
両親からは財産は受けて継いでいない。
受け継いだのはすぐれた価値観と、人としての誇り高い生きた方だった。
それは財産以上に大切なものだった。
なぜなら早い時期に見つけた習慣は長い人生の中でそう変わるものではないからだ。
「人は習慣で行動するので、正しい思考と
ふるまいを早いうちに習慣化させるべきだ」と言っている。
バフェットは、米国独立宣言起草委員でリンを尊敬している。
フランクリンは、いかなる時にも正しく
生活するために、生まれながらの性癖を克服したいと考えた。
そして、あらゆる徳目を13にまとめた。
節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、正義、
中庸、清潔、平静、純潔、謙譲だ。
そして、一定の期間はどれか一つに集中し、
習得できたら次の徳に移り、13の徳を全て身につけようとした。
バフェットも幼い日に両親に教えらた価値観や生き方を守り続ける
ことで大きな成功を手にしている。
「ルールを読むだけでは何にもならない。
ルールどおりに生きなければならない」
これは自己啓発の大家デール・カーネギーの言葉だ。
バフェットも同様に正しい習慣を身につけ、
そのとおりに生きてきた。