自分が何をやっているかよくわからな時に起こる。
投資にはリスクがつきものだが、たとえば専門家が「この株は大丈夫」と
保証すれば安全なのだろうか。
バフェットは、リスクの大小は当人が投資先をどれだけ理解し、
信頼しているかどうかで決まると考えている。
バフェットはがワシントン・ポストを買った1973年、
同社の株価は38ドルから16ドルに急落していた。
同紙は現役米国大統領ニクソンを自任追い込んだ「ウォータ―ゲート事件」
の報道を主導していた。
それに対して強い政治的な圧力がかかり、経営が脅さていた。
同社株は、リスクが高いと見れて売られたのだ。
そんな中バフェットが積極的な投資を行ったのは、同社には何のリスクもなち
考えていたからだ。
純資産が4億ドル超った上、借入金がゼロで、経営陣も有能だった。
株主キャサリン・グラハムは親しい友であり、
バフェットは彼女の聡明さを信じていた。
「こんなに安全な投資先はありません。
全財産を注ぎ込んでも、何ら心配することはなかったでしょう。
リスクとは、自分が何をやっているかわからない時に起こるものです」
自分がよく理解し、自信を持った投資なら、
周囲が何と言おうと大丈夫だ。
逆に、確信を持てない投資なら、誰かが安全を保証しようと、
リスクの高いものになる。