多摩境のコストコに買い物に行く際に見つけ立ち寄ってみました。
西山浄土宗 という宗派について何も知らなかったので知る良いきっかけを与えてくれたお寺です。
西山浄土宗(せいざんじょうどしゅう)は浄土宗の宗派で、浄土宗を開いた法然の弟子である証空・西山上人が説いた西山派の流れを組んでいます。
浄土宗は長い歴史の中でいくつもの流派に枝分かれしては消滅してきました。
その中で現在でも残っているのが鎮西派、そして西山派です。
西山派の中にも大きく3つの流派に分かれていてその1つが西山浄土宗です。
西山浄土宗の歴史 法然亡き後の浄土宗 鎌倉時代に法然が開宗した浄土宗。
その教えは「専修念仏」、つまり南無阿弥陀仏を唱えることで極楽往生できるというものです。
法然の没後、彼の教えを学んだ弟子たちはお互いに少し異なる解釈をし、それぞれの宗派に分かれていきました。
弟子の証空・西山上人は西山派を築いていきました。
西山派の教えは「一類往生説」と言います。これは念仏を唱えることで、他力によってでしか往生することは出来ないという教えです。
西山三派 西山派は最初、西谷流(せいこくりゅう)、深草流、東山流、嵯峨流の4つに分かれるもその後、太平洋戦争終結後まで幾度も変遷を重ねました。
現在では大きく3つの流派に分けられています。
それぞれを浄土宗西山禅林寺派、浄土宗西山深草寺派、西山浄土宗と呼びます。
西山浄土宗の総本山と主な寺院 続いては、西山浄土宗の総本山と主な寺院について紹介します。
西山浄土宗の総本山 西山浄土宗の総本山は京都府長岡京市にある「光明寺」です。
この光明寺は浄土宗の開祖である法然が初めて念仏を唱えた場所だとされており、浄土門根元地と言われています。また、現在では紅葉の名所としても有名です。
西山浄土宗の主な寺院 西山浄土宗総本山光明寺東京別院 本山に準じて東京都町田市に設けられています。
横浜市にも横浜分院が建立されています。