飾らなければ、人々は従う。
人を治め、天につかえるには、飾らないにまさるものはない。
そうすれば人々はすぐに心から敬して従う。
人々がすぐに心から敬して従うのであればそれは、
「徳のある行いを重ねている」がゆえである。
「徳のある行いを重ねている」のであれば、
やりなおせないことはない。
やりなおせないことができないので、限界に突き当たることもない。
限界に突き当たることができないので、国を有することもできる。
そのうへ国の基礎を有すれば、長く久しく支配できる。
これを、根を深くし、そこを固くする、という。
これが、久しく生きる道である。