老子名言 10月23日

聖人は自分の存在を

誰にも意識させない。

聖人は常に無心であり、民百姓の心を自らの心としている。

善なる者はこれを善とし、

不善の者はこれを善しとする。

なにごとであれ、善とするが、聖人の本質だからである。

言葉と心が一致する者は、これを信じ、

言葉と心が乖離する者は、また信じる。

誰であっても、信じるのが、聖人の本性だからである。

聖人の天下にあるさまは、

柔らぎを楽しんで、心が天下と一体となっている。

民百姓はみな耳目を注ぐが、

聖人は自分の存在など、

誰にも意識させないようとしている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA