老子名言 10月19日

ほんとうに完成したものは、

欠けているようである。

ほんとうに完成したものは、欠けているようでありながら、

どれほど使っても壊れない。

ほんとうに満ちたものは、からっぽのようでありながら、

どれだけ使っても尽きることがない。

ほんとうに真っ直ぐなものは、屈曲しているようであり、

ほんとうに巧みなものは、稚拙なようであり、

ほんとうに伸び伸びとしたものは、縮こまっているかのようである。

騒々しい気分がまさると、

生き生きとした気が衰えてしまい、やがてさめてしまう。

静かな気分がまさると、

生き生きとした気が生じて、やがて燃え上がってくる。

清らかで静かであることが、天下のどこでも、正しい姿なのだ。

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