相場は相場に聞け②

相場には投資家の本音が素直に表れる。

理屈で考えるよりも、相場から本質を

読み取ろうとした方が上手く行く。

本音の集積が株式相場

相場というものは投資家全体が作るものです。

一人の仕手とか証券業者とかマスコミとか、

そういうものがつくるものではありません。

全国の投資家がいろいろな物事を判断しうえで売り買いし、

その結果として株価というものが形成され、

またその全体が相場という形で議論されます。

相場は相場に聞け  という格言教訓は、

その相場に大きな変化が生じている時、

あるいは理論的に何とも理解しがたい時などに、

現実に起こっている株価形成、

そして相場の中から本質を読み取ろうということです。

これが案外にものを言います。

理屈で考えるよりも案外に的中する場合が多いものです。

なぜならば、全国の投資家は命に次に大事な財産を運用しています。

そのために懸命に努力し、その結果が売り買いという形になります。

本音と建前というものがありますが、

売り買いの際は建前や見栄その他で行うということは、

非常にまれでしょう。

本音が極めて素直に表れます。

その本音の集積が株式相場であり、

その本音の中から読み取ろう、

読み取ったら案外に当たる、

こういうところから生まれた格言です。

本音を読むことが大切

例えばみんなが弱気なのに相場がしっかりしていることがあります。

みんなの本音が弱気ならば株は下がるのが普通なのに、

建前と本音が違うため、

弱気が多いにも関わらず株がしっかりしているのです。

これは弱気が表面的、人気的なものであるためです。

弱気な建前の裏に隠されている本音の部分を

読み取ることが大切です。

この場合は、相場は相場に聞けの格言を活用して

買い方針をとってみる、

人気に逆らうということが大切です。

もちろんその逆もあります。

みんなが強気でいる割に相場が上がらない、

もたついている、

どうもおかしいということがあります。

こういう場合は十分に気をつけて

相場は相場に聞くことです。

人気は強いのに相場が弱い時は

買いではなく売りだと、

こういうふうに受け取って逆をやれば

案外に成功するものです。

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