コマドリを待っていたら、春は過ぎ去ってしまう
この言葉はウォーレン・バフェット(1930年~)が、
金融危機で市場が大混乱した2008年10月に、
『ニューヨーク・タイムズ』に寄稿した言葉である。
バフェットはこのとき「私の株を買い入れるルールは単純だ。
人々が強欲になっているときに恐れ、誰もが恐れを抱えている時に欲を出す」
と述べている。
誰もが金融危機の赤信号で立ち竦むなか、
すぐに青信号に変わることをバフェットはこのとき確信していたわけだ。
余談だが、日本の47都道府県で信号無視ランキングの第一位は大阪府で、
以下、北海道、愛知、東京、福岡、栃木、兵庫と続く。
当然、交通事故でも多くなるのだが、これらの地域を相場の歴史とれらし合わせてみると、
との地域も昔から投資が盛んで、大物相場師を輩出しているのである。
もちろん「赤信号皆でわられば怖くない」で株の売買やFXを行えば大損することは確実だ。
しかし、相場の世界ではバフェットのように確信犯的なアプローチで堂々と赤信号を渡る勇気も時には必要なのだ。
バフェットは「株式市場は見逃し三振のない野球の試合に似ている。
すべての球をスイングする必要はない。
狙い球がくるまでいくらでもストライクを見逃すことができるからだ」というコメントも残している。
野球好きなバフェットは、地本ネブラスカのオマハ・ロイヤルズのオーナーで知られるが、
バフェットの基本スタンスは、割安に放置されている企業価値のある株の買うので、
金融危機による暴落は狙い球内ちのバーゲンセールだったはずだ。
マリナーズのイチロー選手は「状態の悪い時に、どんな自分でいられるかが一番だと思う」
「自分で無意識にやっていることを、
もっと意識をしなければならない」と言っている。
相場で利益を上げるためには、
まず徹底的に相場を眺めて狙い球を絞り鍛錬することだ。
そして、狙った球を確実に打ち込むテクニックを身につける。
相場も野球もこの順番に覚えれば間違いない。
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