退屈な相場で儲けた投資家はいない
「閑散に売りなし」「退屈な相場で売るな」という格言もある。
いずれも市場が閑散期にある時は売買を控えようという格言だ。
これまで低値100日と言われた東京市場だが、
ここ数年は100日どころか、
通年保合いが続く銘柄も増えている。
このような市場に張り付いているのは、俗にいう玄人なので、「割り高に売りなし、割り安に買いなし」で、
下手に手出しすれば、肝心の相場が動き出したとき身動きがとれなくなる。
もちろん株の先見性はこのような時期でも観測を続けるプロやマニアが作るのだから、
いつでも自分も参戦できるよう市場の観測は怠ってはいけない。
ぼろ株を買い漁る小掬い筋が市場の在庫を一掃すれば、
全く異なるところで、痺れを切らした投資家の人気を従えた新たな相場が出現するものである。
退屈な相場で遊んだ投資家はここで後悔することになる。
自分を退屈にしないこと。
これが上達につながる。