松下幸之助「一日一話」11月10日

商品の段位を高める

いま、新しい開発商品が十品出来たとします。

十品とも碁や将棋に例えると、

初段の資格がある、

いわゆる一人前の商品として一応は売れていくわけです。

しかし、そのうちのどれか、

これと言うものを取り上げて、

一品くらいは永遠に名人として残っていく、

と言う姿を生み出すことが出来ないものかと思います。

今までの姿には、

新製品ができて少し日が経つと、

もう旧製品として消えていくのが当たりまえ、

という考え方がありました。

しかし初段のものを今度は二段にする、

三段にする、

四段にすることによって名人までもっていく。

そういうことをたえず考えていく必要があると思うのです。

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