自分を戒めるために
松下電器では、昭和8年に
”遵奉すべき5大精神”を定め発表して以来、
毎日の朝会で唱和している。
これはもちろん、
社員としての心構えを説いたものであるが、
それと同時に私自身を鞭撻するためのものである。
みんなで確認し合った指名であっても、
何もなけれなついつい忘れていきがちになる。
だから毎日の仕事のスタート時にかみしめる。
言ってみれば自分への戒めである。
人間は頼りないものである。
いかに強い決意をしても、
時間が経てばやがてそれが弱まってくる。
だからそれを防ぐためには、
常に自分自身に言い聞かせる。
自分に対する説得、
戒めを続けなければならない。