松下幸之助「一日一話」11月14日

自分を戒めるために

松下電器では、昭和8年に

”遵奉すべき5大精神”を定め発表して以来、

毎日の朝会で唱和している。

これはもちろん、

社員としての心構えを説いたものであるが、

それと同時に私自身を鞭撻するためのものである。

みんなで確認し合った指名であっても、

何もなけれなついつい忘れていきがちになる。

だから毎日の仕事のスタート時にかみしめる。

言ってみれば自分への戒めである。

人間は頼りないものである。

いかに強い決意をしても、

時間が経てばやがてそれが弱まってくる。

だからそれを防ぐためには、

常に自分自身に言い聞かせる。

自分に対する説得、

戒めを続けなければならない。

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