使命感半分、給料半分
人間には”欲と二人連れ”という言葉もあるように、
自分の利によって動くという面と、
使命に殉ずるというか、
世のため人のために尽くすところに喜びを
感ずるといった面がある。
だから人を使うにしても、
給料だけを高くすればいいというのではなく、
やはり使命感というものも
持たせるようにしなくては
ほんとうには人は動かない。
もちろん使命感だけで、
給料が低いというのでも、
これはよほど立派な人でない限り
不満を持つだろう。
普通の人間であれば、
使命感半分、給料半分というところだと思う。
そのようなあるがままの人間性に則して処遇をしていくところに、
適切な人の使い方があると言えよう。