松下幸之助「一日一話」10月28日

こわさを知る

人はそれぞれにこわいものを持っています。

子供が親を怖いと感じたり、

社員は社長をこわいと思ったり、

世間がこわいと思ったします。

しかし、それととともに、

自分自身がこわいという場合があります。

ともすれば怠け心が起こるのがこわい、

傲慢になりがちなのがこわいというようなものです。

わたしはこのこわさを持つことが大切だと思います。

こわさを常に心にいだき、

恐れをかんじつつ、

日々の努力を重ねていく。

そこに慎み深さが生まれ、

自分の行動に反省する余裕が

生まれてくると思うのです。

そしてそこから、

自分の正しい道を選ぶ的確な判断も、

よりできるようになると思います。

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