斎藤一人「白髪ができない話」

自分の歳は、自分で決めていい

それで、歳をとらないコツは何かっていうと、

「自分の歳を思い出しちゃダメ」なの。

人間って、

いくら楽しく過ごしていて、

一年を「三か月だな」とか思っていても、

自分の歳を言うと、

脳って「カチン!」って本当の歳に

スイッチが入っちゃうんです。

私の場合は個人的に、

「自分の歳を勝手に決める会」

っていうのをやっています(笑)

自分の歳は、自分で決めていいの。

だからみんなもね、

「自分の歳いくつですか?」って聞かれたら、

「二十歳がいい」とか、

決めていいんです。

そしたら誰がなんて言ったって、

二十歳なの。

私の場合は、昔から二十七歳が好きなの(会場大爆笑)

なぜかというと、

三十歳になっちゃうと、

なんか分別があることを言わなきゃ

いけないような気がしちゃうの。

あれが嫌なの。

分別がないのが好きなの。

みんなもね、自分の歳って、

自分で決めていいんだよ。

それで「いくつですか?」

って聞かれても、

答えちゃ絶対だめだよ。

「私、二十七で決めています」とか

恵美子さんなら

「私、十八です」とか(笑)

日本って、

自分の好きで決めていい国だからね

(役所にはダメだよ)

それで、あとは毎日を楽しく過ごすの。

そうすると、歳ってとらないんだよ。

ウソだと思ったら、やってみな。

本当に一年で老けちゃって、

シワだらけになっちゃって、

「えっ、一年でこんなに老けちゃったの?

どうしたの?」

っていうときは、

苦労してるの。

だから毎日、

楽しいことを考えてればね、

楽しいし、

「ああ、オレは二十七なんだなぁ」

って思えば、

「もうひと花かふた花、咲かせたいな」

って考えちゃうのね。

これが

「白髪が出来ない話」なの。

ほんとにやってっみて。

これ、ジョーダンじゃないの。

フランスのマリー・アントワネットか誰かが、

牢獄につながれたら、

たった一日で髪の毛が真っ白に

なっちゃったていう話があるのね。

だから苦労って、

あんまりしちゃダメですよ。

それと、ここにいる人、苦労が似合わない。

似合わないから、やめた方がいいね。

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