一心不乱にやる
修行の途上には、
しばしば嶮山深谷がある。
まして過去の長い間、
少しもそうした方面に、
意識を向けることなしに生活していた人には、
それ相当の努力を一層必要とするのが
これまた当然のことであるから、
あらかじめそれを充分我が意念として、
怠る心に鞭打つ気組みで熱心に実践を継続しなければならない。
そうすれば必ず追々と初期の目的を達成し得ることは、
これまた必至である。
要はただ一心不乱に、
いったん実践に志したならば、
何かの効果事実を把握するまでは、
絶対に中止しないと、
堅く自分自身の心に誓うべきである。