ウォーレン・バフェット教訓 23

薄弱な経営陳が薄弱な業績に対応すると、根拠薄弱な会計が行われやすい

経済性に劣るビジネスがひどい業績をあげているとき、誠実さに欠ける経営は、根拠薄弱

な会計を通してしまうことがある。実在しない収益が生み出されているように見せかけるのだ。

この偽装は簡単に、とても簡単に実行できる。かかった経費を相手先企業への投資として帳簿に

記載し、”投資金”の一部を手数料の各目で相手先からバックさせ、それを収入として記帳する

だけでよい。ペン先を二、走らせれば、あっという間に経費が減って収入が増えるわけだ。会社が

増益を達成したなら、株主をウォール街は経営者を称賛するだろう。そして会社の株価は上昇し、経営者は

目玉が飛び出るようなおいしいボーナスと、大統領昼食会への招待状を受けることになるだろう。このあと

展開は、〈エンロン〉の例を見てもらえば・・・。

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