カトリック教徒の結婚のように投資をしなさい
一生添い遂げるつもりで
投資に関する決断を下す際、
取り消しがきかないという前提に立つなら、
あなたは金を注ぎ込む前に、
まちがいなく投資対象のことを勉強するはずだ。
自分が結婚する場面を想像してほしい。
果たして相手の調査(デート)もせずに、
顧問団(飲み仲間たち)と相談もせずに、
じっくり検討も重ねずに、
いきなり結婚に踏み切るだろうか?
投資も結婚とおなじであり、
対象の会社の情報をかき集め、
きっちり理解できたと確信が持ててから、
投資に踏み切るべきなのである。
とはいえ、実際に金を生み出してくれるのは、
”一生添い遂げる”という部分だ。
例をあげよう。
1973年、ウォーレンは〈ワシントン・ポスト〉株に1100万ドルを投資し、
この婚姻関係を今日も保ち続けている。
30年以上のあいだに、
同社の株の価値は大きくふくらみ、
現在ではなんと15億ドル相当。
初心を貫き通した者たちには、
天から褒美がもたらされることがある。
もちろん、最初に選んだ相手が正しければの話だが・・・。