ウォーレン・バフェットの教訓 17

株はビジネスの細片とみなすべきだ

人々は株に投資するとき、ビジネスの一部を買っているという事実を忘れがちである。

いっぽう、ウォーレンは好んで株式投資を事業の部分的所有とみなす。

そして、この考えを通じて、ビジネスの適性価格を判断している。

具体的には、株価に発行済み株式数をかけた金額と、会社を丸ごと買収する場合の想定金額を比較して、

よい取引か悪い取引かを自問するわけだ。

これを肝に銘じておくだけでも、上昇相場でしばしば見られる異様な投機熱に、うっかりと

飲み込まれてしまうような事態を避けやすくなる。

ウォール街の推奨銘柄や、今をときめく人気株の多くは、

会社全体の買収を想定すると、価格が割高な場合が多いのである。

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