ウォーレンバフェット教訓110

わたしは株式市場で金を儲けようとしたことはない。株を買うときは、翌日に市場が閉鎖されて5年後まで再開されない、という事態も想定している

ウォーレンはビジネスに参画するという前提で株を買ってている。そして、ときには株式券市場は彼の仕事を財政面で後押しする。なにしろ、会社を丸ごと売買する場合の価格水準より、さらに割安な水準で株を売ってくれるからだ。ウォーレンは株式市場のゲームに参加するつもりはない。しかし、あまりにも近眼的な機関投資家たちが、年間最優秀ミューチュアルファンド賞の栄冠に輝くべく、楽な儲け話を探して果てしなき旅を続けているため、ビジネスの長期的経済性が無視された結果として、ウォーレンにとって願ったりかなったりの状況が整うのである。正しい株を正しい価格で買っておけば、時間の経過は企業価値を高める方向にのみ作用する。そして、ビジネスの根源的価値が株価に反映されるにつれ、あなたはどんどん、どんどん、どんどん金持ちになっていく。

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