ウォール街は動くことで金が転がり込んでくる。あなたは動かないことで金が転がり込んでくる
ウォール街で繰り広げられているのは、
”顧客の資産をがっちりつかんで手数料をどんどんしぼり取ろう”という名のゲームだ。
株式ブローカーが顧客に株を売り買いさせる手口は、枚拳にいとまがない。金利変動のニュースを利用したり、企業の収益増や収益減の予想を利用したり、アナリストんも銘柄推奨レポートを利用したり。ときには、大統領選挙の結果を利用することさえある。ブローカーはあらゆる投資活動から料金を徴収できるため、顧客が唯々諾々と従ってくれるかぎり、ホクホク顔で顧客の金を吸い取り続けるのだ。株式市場で金を儲けるには、優良企業の株を適正価格かそれ以下で買って長期保有し、継続する好業績によって根源的な企業価値が向上するのを持た築いてなければならない。ビル・ゲイツからウォーレン・バフェットまでの超金持ちたちは、みんなこの方法で巨万の富を築いてきたのだ。ゲイツに冨をもたらしたのは、たった一銘柄の株。ウォーレンの場合半ダースほどである。