ウォーレンバフェット教訓  50

観念がついえたとき、言葉はなにかと役に立つ

これはゲームの一節をウォーレンが引用したものである。ここで指摘されているのは、大仰なアイデアが不発に終わって、ビジネスが頓挫してしまったとき、人はおのれの無能さをおおいに隠すために、言葉を駆使して大仰な弁を展開しようとする、とられている。経営者のお粗末な決断に怒り心頭の株主をなだめなければならないからだ。CEOたちは批判をかわそうとするとき、たいてい自分に責任はないと主張する。しかし、経営に責任を持たせないCEOにリーダーの資格はあるのだろうか現CEOリーダーの資格がないなら、私たち株主が新しいリーダーを選び、私たちのビジネスを運営させるべきではないだろうか?そう、ビジネスは私たち株主のものなのだ。私たち株主は会社のオーナーなのだ。ウォーレンは〈バークシャー〉の経営者として、会社の事業が株主のものであることを肝に銘じてきた。じっさい、彼は株主に対し、良いニュースも悪いニュースも積極的に開示している。

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