過去の歴史がゲームび決めてなら、世界一の金持ちになるのは図書館員のはずだ
将来何が起こりうるかを理解したいとき、ビジネスの歴史を理解しておくことは重要だが、いくら過去に精通していても、実際に何が、いつ起こるかは予知できていない。これを可能にするものがあるとすれば、投資家の鋭い洞察力だろう。ウォーレンは未来を予測するため、長期期間同じ商品をつくりつづけるビジネスに特化してきた。商品の未来が予測可能なら、未来の収益も予測可能という理屈だ。ビール、キャンディ、自動車保険、清涼飲料、チューインガム、安全カミソリ、これらのビジネスに関しては、長期的経済性の先行きを予測することもできるし、価値に対する適正な価値を判断することもできる。しかし、商品自体や商品ラインナップを定期的に更新して、何とか競争力を維持しているような会社に関しては、いくら近い将来であろうと、先行きを予測することっは不可能である。何が起こるかを前もって知っておくこれが大金を稼ぐ秘訣だ。