われわれがすべきことは単純だ。他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい
忘れないでほしい。株価が天高く上がったときはさようならを言う潮時なのだ。逆に、株価が地の底まで真っ逆さまに落ちた時は株式ブローカーに電話する潮時である。強気相場が続くと、人々は強欲になり、株価を高く押し上げ、さらに多くの人々を市場へと呼び込む。だが、このような状況での多くのウォーレンは、臆病になり、株式市場とは距離を置く。いっぱい、弱気相場のあいだは、誰も所有を望まないため、投資家たちは臆病になり、ビジネスの長期的経済性のかんにかかわらず、狂ったように株を売りまくる。だが、このような状況下でもウォーレンは、強欲になて株式市場への乗り込み、つねづね自分のものにしたいと夢見てきた優良ビジネスを買いまくる。最後にもう一度言おう。みんなが強欲なときには臆病に、みんなが臆病なときには強欲に、だ。