【上根神社】町田市下小山田町

上根神社は、町田市下小山田町にある神社です。上根神社は、補陀山大泉寺の鎮守社だった宇都社(万治3年1660年創建)に、山ノ端古金社(天和2年1682年創建)、山谷台住吉明神社(嘉永3年1850年創建)、南沢白山社(享保4年1719年創建)の3社を昭和40年に合祀、地名より上根神社と称したといい、平成16年当地へ遷座したといいます。

https://youtu.be/d2PmBEgrvVE

新編武蔵風土記稿による上根神社の由緒

(下小山田村)補陀山大泉寺内
宇津宮社、境内にあり、則寺内の鎮守なり、祭神詳ならず、小社にて前に鳥居をたつ。(新編武蔵風土記稿より)

東京都神社名鑑による上根神社の由緒

堀の内補陀山大泉寺の鎮守五社のうち随一の宇都神社(万治三年一六六〇年三月創立)、山ノ端の古金社(天和二年一六八二年九月創立)、山谷台の住吉明神社(嘉永三年一八五〇年九月創立)、南沢の白山社(享保四年一七一九年九月創立)の四社を合祀して、地名により上根神社創建し、昭和三十年十月七日法人設立登記をなし、昭和四十六年四月二十五日社殿新築銅板葺し、竣工奉告祭を斎行した。また例大祭には湯花の神事を行なう。(東京都神社名鑑より)

「町田市史」による上根神社の由緒

上根神社(下小山田)
昭和四〇年(一九六五)五月二八日の創立であり、堀の内補陀山の鎮守五社中随一であった宇都社(万治三年三月創立)に山ノ端の古金社(天和二年九月創立、薄井家)、山谷台の住吉明神(嘉永三年九月創立、臼井、中丸家)、南沢の白山社(享保四年九月創立、小沢家)の三社を合祀して、地名をとり上根神社としたのである。現在の社殿は、昭和四六年四月二五日の新築になるものである。
祭神は宇津姫命、表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長帯姫命、金山彦命、白山姫命を奉斎している。
例祭日は毎年九月二日である。湯花の神事を行なう。
◎湯花(湯立)神事について
祭りの庭の四すみに青竹を立て、シメ縄にシデを付けて中央に大釜を据え火を焚き湯を沸かして、笹の技で四方の人々の頭上に振りそそぐ一種の湯による浄祓である。またト占の一種でもある。古くは(明治四年ごろ)「湯立神楽」といい、これを行なった神社は市内に二〇社以上あったが、現在は七社だけになってしまったのである。
境内坪数一九八坪。町田市下小山田町二五五九番地に鎮座している。(「町田市史」より)

境内掲示による上根神社の由緒

下小山田の地には古くより、堀ノ内(小山田城内)に宇都社[万治三年(一六〇六年)三月創建、小川家、清水家、中丸家の守り神]と天王社[悪疫退散、五穀豊穣]、山ノ端に古金社[天和二年(一六二八年)九月創建、簿井家の守り神]、南沢に白山社[享保四年(一七一九年)九月創建、小沢家の守り神]、山谷台に住吉明神[嘉永三年(一八五〇年)創建、中丸家、臼井家の守り神]があった。
第二次大戦後の昭和二十五年(一九五〇年)五月十四日に五社が合祀され、地名を冠した「上根神社」が小山田城内の南山中に創建されたのは、昭和四十年(一九六五年)五月二十八日である。
以後、上根地域の鎮守として広く尊信されてきたが、宗教行事が神社境内だけで遂行できない等の事由により移築用地を検討したところ、大泉寺と等積交換(事前に境内用地を八十坪購入して弐百七十七坪にした)することが合意に達し、氏子の賛同を得て移築にとりかかり、平成十六年(二〇〇四年)十二月十八日に、氏子一同相計りて此の地に移築し、荘厳な社殿を再建して恙なく遷座式が執り行われた。(境内掲示より)

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