資力相応に仕掛くべし
株式投資にリスクはつきもので、見通しが外れれば損する可能性もある。
それだけに、余裕のある資金で投資する必要がある。
間違っても借金した金で売買したり、自己資金以外上の信用取引などに手を出してはいけない。
また、自己資金でも、近い将来必ず必要になる資金(マイホーム資金、
子供の入学金、その他)で株式投資をすることも避けるべきだ。
もしもの場合、半分に減ってもかまわないと思えるほどの余裕資金で、
その資力に応じた売買を行っていれば、心に余裕が出来るから、
株式投資で成功する確率が高くなるし、万一、損しても打撃が少ない。
『商家秘録』には「分際相応にしても先目出しに俵数少なし仕掛けべし」
(資力相応にまず初めに俵数を少なくて仕掛けるべきだ)と書かれている。