生き馬の目を抜く
『鴉鷺合戦物語』に出てくる言葉。
生きている馬の目を抜くほどすばしっこくて、
油断がならない、という意味。
証券会社のメッカである兜町(東京)と北浜(大阪)は、生き馬の目を抜く街と言われている。
そこにはほかの人を出して抜いていてでも儲けようとする人達がひしめきあっており、
情報とガセネタ、嘘と真、人情と非情、幸運と不運、明と暗が渦巻いている。
人一倍金儲けしようとしている世界はどこもそうだが、
生き馬の目を抜くようなすばしっこさ、ずるさ、せちがらさがあるだけに、
それだけの覚悟を持って相場に挑むことが必要だ。