物に本あり、事に終始あり。先後する所を知れば則ち道に近し
『大学』に出てくる言葉。
形ある物には必ず(根本となる重要な部分)と末(それほど重要でない部分)があり、
物事に始めと終わりがある。
先にすべきことと後にすべきことを知っておけば、道理に外れることはない、という意味。
この本と末を逆にすることを「本末転倒」と言う。
本業をおろそかにして財テクに走るのも本末転倒であり、企業業績、財務内容、
材料などの研究をせず、罫線などをテクニカルな面ばかりを武器して、
株の売買をするものを本末転倒である。