気の落ち着かぬ時の商いは、一〇度が一〇度損となり察すべき
『相庭高下傳』に出てくる言葉。
気持ちが落ち着いていない(心が乱れている)時の商いは、
一〇度やれば一〇度とも損をする、と考えておくべきだ、という意味。
宮本武蔵の『五輪書』には「平常心」の大切さを説く個所がるが、
株式投資も平常心を持ち、心が安定している時に、相場を判断しないと、
失敗することが多い。
腹が立っている時、イライラしている時、損が出であせっている時、
がっかりして気分が落ち込んでいる時、
悲しいことがあった時など、心が乱れて時には、
大事な決断をしないほうがよい。
そんな時には集中力がなく、冷静な判断ができないため、
間違った結果をもたらすことが多い。