心に徳を身体に栄養をお金に知識を！！！ 思惑よく当たるとともに勝ちに乗るべからず
『宗久翁秘録』に出てくる言葉だ。
思惑がよく当たっても、図に乗ってはいけない、と戒めている。
思惑とは相場の先を見通す（予想する）ことで、
値上がりを予想して買うことを思惑買い、値下がりを予想して売る（カラ売りする）
ことを思惑売りという。
時には、予想がことごとく的中して、大当たりすることがある。
そいう時にはえてして有頂天になり、天狗になりやすい。
そんな時に図に乗って、大金を投入して一勝負かけると失敗して、
大損することがよくある。
大相場もいつかは天井を打って暴落するものだが、
有頂天になっていると、暴落が来ることを忘れて、その備えを怠るからだ。
「当たり屋と言われた頃から曲だし」という言葉あるように、
いくら思惑が当たっていても、やがては相場の流れが変わり、
思惑が外れたようになる。
相場に自信過剰は禁物。
常に謙虚な気持ちで、相場の流れを慎重に見極めていかなければならない。
